自然と共に

初心者の野営日記

楽しんでたか???

先日、諸先輩方にくっついて、

野営に行って来ました。

 

その日の予報は曇のち雪⛄️

 

待ちに待った雪‼️

 

この日の為に、今まで準備とイメトレをして来たと言っても過言では無い程楽しみにしていた日でした 😆

 

 

その日の事はいずれ、また別の機会に、

書こうと思っています。

 

 

 

その時、同行していた大先輩の1人から、

 

『いっしゃん、今日は雪やなぁ。』

(いっしゃんは僕です)

 

『この天候の中で、現地に在るものだけで

火を起こせたら大概の場所では大丈夫だよ』

 

と教えて頂きました。

 

正直、今迄は乾燥した薪、枯葉、ティンダー、

麻紐等…。

 

様々な火口で火起こしをした事は有りました。

 

「はいっ!分かりました。」

 

「きっと大丈夫だと思います。」

 

何の自信か一切わかりませんが、

僕はそう言って燃料を探しに行きました。

 

 

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辺り一面の軽やかな雪は美しく、

 

とても幻想的で素晴らしい世界でした。

 

 

僕は余り雪を見る事が無く育ちましたので、

とても大袈裟に感じて居るんだと思います。

 

でも過大表現をしているつもりは、

全くありません。

 

 

その世界に在る燃料で火を起こす。

 

1番シンプルで1番格好良い。

 

野で遊ぶって事はこう言う事なんだなぁ…。

と改めて気づかせてもらえました。

 

 

山の奥に入り、火口を探す。

 

一面の雪景色の中、ただただ考える。

 

【どれが1番火を残せるか。】

 

 

 

僕が出した答えは朽ちた広葉樹でした。

 

 

雪の中に埋もれる木の表皮をめくり、

中の朽ちたスポンジ状になっている部分を削り出す。

 

適当な小枝も拾い集めて、

表皮も適当に持ち帰った。

 

 

自分の定位置に戻り、いざ火起こし!

 

スポンジ状の木を細かく砕き、表皮の上に置く

メタルマッチの火種をそこに落とせば着火。

 

物凄くシンプルな事。

 

念の為、適当なファザー擬きを作っておけば、

とりあえずは火がつくだろう。

 

それが僕の正直な思いでした。

 

 

 

…ジャッ!

……ジャッッッッ!

………ガリガリッッッ!

 

 

何度メタルマッチをストライカーに擦っても、

着火はおろか、付けた火種を火口に飛ばす事すら出来ない始末。

 

 

とても、とてもお粗末な火起こしでした。

 

隣で見かねた大先輩は答えを教えてくれるかの様に、とても丁寧に見せてくれました。

 

 

しかし、それすら見る事が出来てなかったんだと振り返ってみて、改めて思いました。

 

とても悔しく、苦い。

でもこれから先の自分の大きな課題になる、

良い経験をさせてもらいました。

 

数日後、その方とお酒を飲んでいる時、

 

「いっしゃん。楽しんでたか?」

 

 

「雪で火がつかへーん!!!笑」

「めっちゃ楽しいやん!」

 

「そーやって野は遊ぶんやで」

 

 

 

仰る通りです。

 

そんな当たり前の事すら忘れてました。

 

 

 

 

ダラダラと一体何が言いたいかと言いますと、

【焦るな、楽しめ。】

って事です。

 

 

もしあの日が大地震で避難した日だったら?

 

風が容赦無く吹きつける厳しい季節だったら?

 

奥さんや息子君、

仲間達が凍えそうになってたら???

 

 

【お前はその時に大丈夫か?】

 

 

そう、強く自分に言われた出来事でした。

 

自然に居る時、どれだけ冷静でいられるか。

それが1番の大事なんだと学びました。

 

 

これから、自分の一課題として、精進しようと決めました。

 

 

自己満ですいません😅

 

 

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2019/02/01

ベースにて。